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日本公庫、1兆1千億円の純損失信用保険業務で費用かさむ

2010/06/04 19:30

日本政策金融公庫(日本公庫)が4日発表した2010年3月期決算は、景気低迷による中小企業の業績悪化で、主要事業である信用保険業務での費用がかさみ、1兆1128億円の純損失となった。日本公庫は政府の100%出資で、政府系金融機関の再編に伴い08年10月に発足後、初めての通期決算。財務体質を強化するため、政府から2兆8512億円の出資金を受け取っており、今後も景気低迷が続けば、国民負担が増えそうだ。中小企業が金融機関の融資を返済できなくなった場合、信用保証協会が肩代わりするが、日本公庫は保険料を受け取る代わりにその弁済の大部分を補てんする仕組み。10年3月期は保証協会への支払い保険金が8695億円と膨らんだ。貸倒引当金1491億円を計上したことも響いた。景気低迷や緊急保証制度の導入で、保証協会からの保険引受残高は10年3月末で約36兆3千億円と引き続き、高水準にある。

【共同通信】